キレイな歯並びの土台は「正しい姿勢」と「噛む力」から
こんにちは!流山市平和台にある小川歯科医院院長の小川です!
「うちの子の歯並び、このままで大丈夫かな…」と気になっていませんか?
実は、キレイな歯並びをつくる土台は、歯そのものよりも「正しい姿勢」と「噛む力」にあります。
歯は、あごという土台の上に並ぶもの。その土台がしっかり育っていなければ、歯はきれいに並ぶことができません。
そして、あごを育てるために欠かせないのが、毎日の食事でしっかり噛むこと、そしてその噛む力を引き出す正しい姿勢なのです。今回は、「姿勢」と「噛む力」がなぜ歯並びの土台になるのか、そしてご家庭で今日からできる工夫を、わかりやすくご紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「うちの子の歯並び、このままで大丈夫かな…」と気になっていませんか?
実は、キレイな歯並びをつくる土台は、歯そのものよりも「正しい姿勢」と「噛む力」にあります。
歯は、あごという土台の上に並ぶもの。その土台がしっかり育っていなければ、歯はきれいに並ぶことができません。
そして、あごを育てるために欠かせないのが、毎日の食事でしっかり噛むこと、そしてその噛む力を引き出す正しい姿勢なのです。今回は、「姿勢」と「噛む力」がなぜ歯並びの土台になるのか、そしてご家庭で今日からできる工夫を、わかりやすくご紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
キレイな歯並びは「あごの育ち」で決まる
歯並びというと、つい歯の形や向きに目が行きがちですが、実はもっと大切なのが「歯が並ぶ場所(スペース)」です。
歯が並ぶスペースは、あごの大きさで決まる
永久歯は、乳歯よりもひとまわり大きな歯です。
そのため、あごが十分に育っていないと、生えてくる永久歯が並びきらず、重なったり、ねじれたり、前に飛び出したりしてしまいます。
これがいわゆる「叢生(そうせい)」、いわゆるガタガタの歯並びです。
つまり、歯並びが乱れる大きな原因のひとつは、歯が大きすぎることではなく、あごの成長が足りないこと。
土地が狭ければ、どんなに立派な家も窮屈に建て込んでしまうのと同じですね。
そのため、あごが十分に育っていないと、生えてくる永久歯が並びきらず、重なったり、ねじれたり、前に飛び出したりしてしまいます。
これがいわゆる「叢生(そうせい)」、いわゆるガタガタの歯並びです。
つまり、歯並びが乱れる大きな原因のひとつは、歯が大きすぎることではなく、あごの成長が足りないこと。
土地が狭ければ、どんなに立派な家も窮屈に建て込んでしまうのと同じですね。
あごを育てるのは「使うこと」=噛むこと
では、あごはどうすれば育つのでしょうか。
答えはとてもシンプルで、「よく使うこと」です。
筋肉と同じで、あごの骨やお口まわりの筋肉も、しっかり使われることで発達していきます。
日本小児歯科学会も、離乳期から学童期にかけて、噛む・すりつぶすといった動きを通してお口の機能が段階的に育っていくことを示しています(参考:日本小児歯科学会「『食育』推進についての日本小児歯科学会からの提言」)。
特に1歳半ごろからは、あごを横に動かして食べ物をすりつぶす動きが現れ、第一大臼歯が生えそろう小学校低学年ごろには、噛む力やすりつぶす力がぐんと高まります。
この時期に「しっかり噛む経験」を積めるかどうかが、数年後の歯並びを大きく左右するのです。
答えはとてもシンプルで、「よく使うこと」です。
筋肉と同じで、あごの骨やお口まわりの筋肉も、しっかり使われることで発達していきます。
日本小児歯科学会も、離乳期から学童期にかけて、噛む・すりつぶすといった動きを通してお口の機能が段階的に育っていくことを示しています(参考:日本小児歯科学会「『食育』推進についての日本小児歯科学会からの提言」)。
特に1歳半ごろからは、あごを横に動かして食べ物をすりつぶす動きが現れ、第一大臼歯が生えそろう小学校低学年ごろには、噛む力やすりつぶす力がぐんと高まります。
この時期に「しっかり噛む経験」を積めるかどうかが、数年後の歯並びを大きく左右するのです。
現代の子どもは「噛む回数」が減っています
「うちの子、ちゃんと食べているから大丈夫」——そう思われるかもしれません。
ですが、食べている量ではなく「噛んでいる回数」に目を向けると、少し心配なことが見えてきます。
ですが、食べている量ではなく「噛んでいる回数」に目を向けると、少し心配なことが見えてきます。
やわらかい食事が噛む力を奪っている
ハンバーグ、パスタ、カレー、パン——現代の食卓には、やわらかくて食べやすいメニューがたくさん並びます。
おいしくて手軽な一方で、あまり噛まずに飲み込めてしまうのが難点です。
一回の食事あたりの噛む回数は、昔の食事に比べて大幅に減っているといわれています。
噛む回数が減れば、あごやお口まわりの筋肉に加わる刺激も減り、土台となるあごの成長にブレーキがかかってしまいます。
また、幼児期の「早食い」や「丸のみ」といった食べ方のクセは、その後の生涯の食習慣にまで影響することが指摘されています(参考:日本小児歯科学会「『食育』推進についての日本小児歯科学会からの提言」)。
おいしくて手軽な一方で、あまり噛まずに飲み込めてしまうのが難点です。
一回の食事あたりの噛む回数は、昔の食事に比べて大幅に減っているといわれています。
噛む回数が減れば、あごやお口まわりの筋肉に加わる刺激も減り、土台となるあごの成長にブレーキがかかってしまいます。
また、幼児期の「早食い」や「丸のみ」といった食べ方のクセは、その後の生涯の食習慣にまで影響することが指摘されています(参考:日本小児歯科学会「『食育』推進についての日本小児歯科学会からの提言」)。
よく噛むと、こんなにいいことが
よく噛むことのメリットは、あごの発育だけではありません。
噛むことで唾液がたくさん出て、食べ物の消化を助け、お口の中を洗い流してむし歯を防いでくれます。
さらに、脳が活発に働く、少ない量でも満腹感が得られて食べすぎを防げる、といった効果も知られています(参考:農林水産省「ゆっくり食べる」)。
反対に早食いの習慣は肥満と関係することも報告されています(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「速食いと肥満の関係」)。
噛むことは、歯並びにも全身の健康にもうれしい、いちばん身近な健康習慣なのですね。
お子さんの食事、何回くらい噛んでいるか、一度そっと数えてみませんか?
噛むことで唾液がたくさん出て、食べ物の消化を助け、お口の中を洗い流してむし歯を防いでくれます。
さらに、脳が活発に働く、少ない量でも満腹感が得られて食べすぎを防げる、といった効果も知られています(参考:農林水産省「ゆっくり食べる」)。
反対に早食いの習慣は肥満と関係することも報告されています(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「速食いと肥満の関係」)。
噛むことは、歯並びにも全身の健康にもうれしい、いちばん身近な健康習慣なのですね。
お子さんの食事、何回くらい噛んでいるか、一度そっと数えてみませんか?
姿勢が崩れていると、噛む力は出せません
ここでもうひとつの土台、「姿勢」のお話です。
実は、どんなに噛みごたえのある食事を用意しても、姿勢が崩れていると、その力は十分に発揮できません。
実は、どんなに噛みごたえのある食事を用意しても、姿勢が崩れていると、その力は十分に発揮できません。
足の裏が浮いていると、あごに力が伝わらない
ぐっと強く噛むとき、私たちは無意識に足で床を踏みしめています。
試しに、足を浮かせた状態と床につけた状態で噛みしめ比べてみてください。
足がついているほうが、はるかに力を入れやすいはずです。
お子さんも同じで、イスに座ったときに足がぶらぶら浮いていると、体が安定せず、あごにしっかり力が伝わりません。
結果として噛む回数も減り、あごを育てるチャンスを逃してしまうのです。
食事のときの足元、実は歯並びを支える「縁の下の力持ち」なんですね。
試しに、足を浮かせた状態と床につけた状態で噛みしめ比べてみてください。
足がついているほうが、はるかに力を入れやすいはずです。
お子さんも同じで、イスに座ったときに足がぶらぶら浮いていると、体が安定せず、あごにしっかり力が伝わりません。
結果として噛む回数も減り、あごを育てるチャンスを逃してしまうのです。
食事のときの足元、実は歯並びを支える「縁の下の力持ち」なんですね。
猫背・お口ポカンが歯並びを乱す
姿勢の崩れは、噛む力だけでなく、お口の形そのものにも影響します。
猫背で頭が前に突き出ると、下あごが下方に引かれて口が開きやすくなり、いわゆる「お口ポカン(口唇閉鎖不全)」の状態になります。
口が開いたままだと舌が本来の位置(上あごにぴたっとついた状態)から落ちてしまい、内側から上あごを押し広げる力が働かなくなります。
この状態が続くと、歯が並ぶスペースが育ちにくくなってしまうのです。
新潟大学などの全国調査では、日本の子どものおよそ30.7%に「お口ぽかん」がみられ、自然には改善しにくい可能性も指摘されています(参考:新潟大学「子どもの“お口ぽかん”の有病率を明らかに」)。
食べる・話す・呼吸するといったお口の働きが年齢どおりに育っていない状態は「口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)」と呼ばれ、近年は歯科でしっかり向き合う対象になっています(参考:日本歯科医学会「口腔機能発達不全症に関する基本的な考え方」)。
猫背で頭が前に突き出ると、下あごが下方に引かれて口が開きやすくなり、いわゆる「お口ポカン(口唇閉鎖不全)」の状態になります。
口が開いたままだと舌が本来の位置(上あごにぴたっとついた状態)から落ちてしまい、内側から上あごを押し広げる力が働かなくなります。
この状態が続くと、歯が並ぶスペースが育ちにくくなってしまうのです。
新潟大学などの全国調査では、日本の子どものおよそ30.7%に「お口ぽかん」がみられ、自然には改善しにくい可能性も指摘されています(参考:新潟大学「子どもの“お口ぽかん”の有病率を明らかに」)。
食べる・話す・呼吸するといったお口の働きが年齢どおりに育っていない状態は「口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)」と呼ばれ、近年は歯科でしっかり向き合う対象になっています(参考:日本歯科医学会「口腔機能発達不全症に関する基本的な考え方」)。
今日からできる!歯並びの土台づくり3つの習慣
むずかしいことは必要ありません。毎日の食卓でできる、小さな工夫からはじめてみましょう。
① 食事の姿勢を整える
まずはイスとテーブルの高さの見直しから。
足の裏が床にぺったんとつくこと、おなかとテーブルの間にこぶし1つ分のすき間があくこと、腕を下ろしたときにひじが90度くらいになること——この3つが目安です。
足が床に届かない場合は、足台を置いてあげましょう。市販の足置きでなくても、しっかりした空き箱や踏み台で代用できます。
体が安定するだけで、噛む回数は自然と増えていきますよ。
足の裏が床にぺったんとつくこと、おなかとテーブルの間にこぶし1つ分のすき間があくこと、腕を下ろしたときにひじが90度くらいになること——この3つが目安です。
足が床に届かない場合は、足台を置いてあげましょう。市販の足置きでなくても、しっかりした空き箱や踏み台で代用できます。
体が安定するだけで、噛む回数は自然と増えていきますよ。
② 噛みごたえのある食材を取り入れる
毎食すべてを噛みごたえのあるメニューにする必要はありません。
いつもの献立に、根菜のきんぴら、切り干し大根、するめ、かため野菜スティック、玄米ごはんなどを「ひと品プラス」するだけで十分です。
食材を大きめに切る、加熱時間を少し短くするなど、切り方や火の通し方を変えるだけでも噛む回数は増えます。
「ひと口30回」を家族の合言葉にして、ゲーム感覚で楽しんでみるのもおすすめです。
いつもの献立に、根菜のきんぴら、切り干し大根、するめ、かため野菜スティック、玄米ごはんなどを「ひと品プラス」するだけで十分です。
食材を大きめに切る、加熱時間を少し短くするなど、切り方や火の通し方を変えるだけでも噛む回数は増えます。
「ひと口30回」を家族の合言葉にして、ゲーム感覚で楽しんでみるのもおすすめです。
③ 姿勢を崩す生活習慣を見直す
スマートフォンやタブレットを長時間下を向いて見ていると、頭が前に出た姿勢が習慣になります。
使う時間を決めて、画面はできるだけ目の高さに近づけてあげましょう。
また、ほおづえをつく、いつも同じ向きで横向きに寝る、片側だけで噛む——こうしたクセは、あごや歯に片側だけ力をかけ続け、歯並びやかみ合わせのゆがみにつながることがあります。
「お口ポカン」が気になる場合は、口を閉じる筋肉を鍛える簡単なお口の体操を親子で取り入れるのも効果的です。
使う時間を決めて、画面はできるだけ目の高さに近づけてあげましょう。
また、ほおづえをつく、いつも同じ向きで横向きに寝る、片側だけで噛む——こうしたクセは、あごや歯に片側だけ力をかけ続け、歯並びやかみ合わせのゆがみにつながることがあります。
「お口ポカン」が気になる場合は、口を閉じる筋肉を鍛える簡単なお口の体操を親子で取り入れるのも効果的です。
気になるサインがあれば、早めのご相談を
姿勢と噛む力は、どちらも今日から整えられる「歯並びの土台」です。
とはいえ、あごの成長には時期があり、お子さんによって適したタイミングやアプローチは異なります。
硬いものを嫌がる、食べるのが極端に速い(遅い)、いつも口が開いている、食事中に足がぶらぶらしている——こうしたサインがあれば、一度歯科で見せていただくと安心です。
お口の機能を育てる取り組みは、早い時期ほど効果を発揮しやすいとされています(参考:日本小児歯科学会「口腔機能発達不全の治療に関する重要なお知らせ」)。
とはいえ、あごの成長には時期があり、お子さんによって適したタイミングやアプローチは異なります。
硬いものを嫌がる、食べるのが極端に速い(遅い)、いつも口が開いている、食事中に足がぶらぶらしている——こうしたサインがあれば、一度歯科で見せていただくと安心です。
お口の機能を育てる取り組みは、早い時期ほど効果を発揮しやすいとされています(参考:日本小児歯科学会「口腔機能発達不全の治療に関する重要なお知らせ」)。
まとめ:土台が育てば、歯並びも育ちます
キレイな歯並びは、歯を並べることだけでつくられるものではありません。
正しい姿勢で体を安定させ、しっかり噛んであごを育てる——この毎日の積み重ねこそが、お子さんの一生の歯並びを支える土台になります。
今日の夕ごはんから、足の裏と噛む回数、ちょっと意識してみてくださいね。
お子さんの姿勢や噛む力、歯並びのことで気になることがありましたら、どうぞお気軽に小川歯科医院にご相談ください。
お子さん一人ひとりの成長に合わせて、ご家庭での取り組み方を一緒に考えていきます。
流山市平和台・鰭ヶ崎エリアで歯医者さんをお探しの方も、まずはお気軽にお声かけください。
スタッフ一同、お子さんの健やかなお口の育ちを心から応援しています。ご来院を心よりお待ちしております!
正しい姿勢で体を安定させ、しっかり噛んであごを育てる——この毎日の積み重ねこそが、お子さんの一生の歯並びを支える土台になります。
今日の夕ごはんから、足の裏と噛む回数、ちょっと意識してみてくださいね。
お子さんの姿勢や噛む力、歯並びのことで気になることがありましたら、どうぞお気軽に小川歯科医院にご相談ください。
お子さん一人ひとりの成長に合わせて、ご家庭での取り組み方を一緒に考えていきます。
流山市平和台・鰭ヶ崎エリアで歯医者さんをお探しの方も、まずはお気軽にお声かけください。
スタッフ一同、お子さんの健やかなお口の育ちを心から応援しています。ご来院を心よりお待ちしております!
