集中力もアップ!?子どもの姿勢と歯並びを整えるメリット

こんにちは!流山市平和台にある小川歯科医院院長の小川です!

「勉強していてもすぐに集中が切れてしまう」
「食事中に姿勢が崩れて猫背になっている」

——そんなお子さんの様子が気になったことはありませんか?

実はこうしたお悩みは、子どもの姿勢や歯並びと深くつながっていることがわかってきています。

姿勢と歯並びを整えることは、見た目やお口の健康だけでなく、集中力や毎日の元気にもうれしい影響をもたらしてくれます。

今回は、子どもの姿勢と歯並びを整えるメリットについて、歯科医の視点からわかりやすくお話ししますね。

姿勢・歯並び・集中力は一本の線でつながっている

一見バラバラに見える「姿勢」「歯並び」「集中力」。

でも、この3つはお口の働きを通じてしっかりとつながっています。

猫背が歯並びに影響するしくみ

人の頭は体重の約1割ほどの重さがあるといわれています。

猫背になって頭が前に突き出た姿勢が続くと、あごが下がって口が開きやすくなり、いわゆる「お口ポカン(口唇閉鎖不全)」の状態を招きやすくなります。

口が開いたままだと、鼻ではなく口で呼吸する「口呼吸」の癖がつきやすくなります。

口呼吸になると舌の位置が下がり、上あごが本来受けるはずの舌や唇からの力のバランスが崩れて、出っ歯や乱ぐい歯、開咬(かいこう=前歯がかみ合わない状態)などの歯並びの乱れにつながることが指摘されています(参考:ライオン歯科衛生研究所「子どもの口呼吸の原因と歯並びの関係」(小児歯科専門医監修))。

つまり、姿勢の乱れが、お口を通じて歯並びにまで影響していくのです。

口呼吸と集中力の関係

猫背で胸や肺が圧迫されると呼吸が浅くなり、口呼吸にもつながりやすくなります。

鼻には、空気中のほこりやウイルスをフィルターのように取り除き、湿り気を与える大切な働きがありますが、口呼吸ではこの働きを通さずに空気がのどへ届いてしまいます。

さらに、口呼吸はいびきや睡眠の質の低下を招くことがあり、睡眠が浅くなると日中の集中力にも影響すると考えられています。

しっかり鼻で呼吸できることは、実は勉強や遊びに集中する力の土台にもなっているのですね。

お子さんが勉強中にお口を開けていないか、少し気にかけてみてくださいね。

歯並びを整えるとこんなメリットがある

歯並びを整えることには、見た目がきれいになる以上のたくさんのメリットがあります。

ここでは代表的なものをご紹介します。

しっかり噛めて脳も元気に

歯並びやかみ合わせが整うと、食べ物をバランスよくしっかり噛めるようになります。

よく噛むと脳が刺激されて血行がよくなり、脳に十分な栄養と酸素が届いて働きが活発になるといわれています(参考:神奈川県歯科医師会「噛むことが大切な4つの理由」)。

よく噛むことの効用は、8020推進財団の「ひみこのはがいーぜ」という標語でも広く伝えられており、脳の発達
や学習をつかさどる部分の活性化にもつながると紹介されています(参考:ロッテ 噛むこと研究室「ひみこの歯がいーぜ」)。

しっかり噛めるお口は、集中力や学びを支える大切な力なのです。

むし歯や歯周病になりにくい

歯がデコボコに重なっていると、歯ブラシが届きにくい場所ができて汚れがたまりやすくなります。

歯並びが整うと歯みがきがしやすくなり、むし歯や歯ぐきのトラブルの予防にもつながります。

毎日のケアがラクになることは、お子さん自身の「自分でお口を守る力」を育てることにもなります。

発音や表情にもよい影響

前歯のすき間や大きな出っ歯があると、発音がしづらかったり、口を閉じにくかったりすることがあります。

歯並びが整うことで、はっきりとした発音や自然な笑顔にもつながり、お子さんの自信を後押ししてくれます。

歯並びが気になる方は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいね。

早めのケアが大切な理由

「永久歯が生えそろってから考えればいい」と思われがちですが、実は子どもの時期だからこそできることがたくさんあります。

あごが育つ時期を味方につける

子どものあごや顔まわりの骨は、成長とともにぐんぐん育っていきます。

この成長の力を上手に利用できるのが、乳歯から永久歯へと生えかわる時期の大きな強みです。

姿勢や呼吸、お口の使い方といった土台をこの時期に整えておくことで、歯が自然に並びやすい環境づくりを後押しできます。

生活習慣の見直しが土台になる

歯並びは、指しゃぶりやお口ポカン、片側だけで噛む癖、姿勢の乱れなど、毎日の習慣の影響を受けます。

近年は、食べる・話す・呼吸するといったお口の働きが年齢相応に育っていない状態を「口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)」と呼び、歯科でしっかり向き合うようになっています(参考:日本小児歯科学会からのお知らせ)。

まずは生活習慣を見直すことが、きれいな歯並びと元気な毎日の土台になります。

お家で今日からできる姿勢とお口のケア

歯科での取り組みと合わせて、ご家庭でできる簡単なケアもとても効果的です。

無理なく続けられるものから始めてみましょう。

食事のときは「足の裏ぺったん」

イスに座ったとき、足がぶらぶらしていると体が安定せず、しっかり噛む力が出にくくなります。

足の裏が床や足台にぺったんとつくように高さを調整し、背すじをすっと伸ばして食べる習慣をつけましょう。

よく噛んで食べることは、あごとお口の筋肉を育てる何よりのトレーニングになります。

鼻呼吸を助ける「あいうべ体操」

口呼吸を鼻呼吸へ改善する体操として知られているのが「あいうべ体操」です。

「あー」「いー」「うー」と口を大きく動かし、「べー」と舌を思いきり下に出す——これを繰り返すだけ。

考案元では1日30セットを目安にすすめられています(参考:みらいクリニック「あいうべ体操」)。

歯みがきの後やお風呂の中など、毎日の習慣とセットにすると続けやすいですよ。

親子で一緒に笑いながら取り組んでみてくださいね。

お子さんの姿勢や歯並び、お口ポカンが気になったら、どうぞお気軽に小川歯科医院にご相談ください。

お子さん一人ひとりの成長に合わせて、歯並びを整えるための最適な時期やご家庭での取り組み方を一緒に考えていきます。

流山市平和台で、お子さんの健やかな成長とすこやかな笑顔を、スタッフ一同心から応援しています。

まずはお子さんの「今」のお口の状態を知ることから始めてみませんか?

ご来院を心よりお待ちしております!